はこだて自然倶楽部~続・風を追って〜

函館から発信!登山、自然、観光情報、市民活動のBLOGです。It's sent from Hakodate!

2012年10月

明日から11月・・。
いよいよ北海道も木枯らしの本番が到来する季節でイコール初雪が舞う11月です。
山ファッションはこの数年、明るいビタミンカラーが流行ですが、加えて素材や機能も幅広くなり
いざとなるとカラー以外で迷うこともあります。

その中でも画像にあるアウター、インナーと両方につかえる便利なダウン(向かって左)とソフトシェル(右)ですが、ダウンはカラーもマズマズで価格も1万円を切るフード付きリバーシブルダウンとなれば気兼ねなくタウン、アウトドアと多用できるセカンドダウンには最適。

そして、登山でも定着してきたソフトシェルも1万円余で内側はニットでフリース地。超撥水、ストレッチとアウターは無論ですがミッドウエアでハードな冬のアウトドアシーンにも機能発揮しそうです。
このアウターとフリースの革命といわれるソフトシェル展開は冬のシーンには欠かせない装備であり、オシャレ着にも定着しそうですね。

ちなみに、このモンベル製だと一般アウトドアカジュアル商品と異なり山仕様なので防風、撥水機能が充実し、しかもフードも深いので吹雪にも耐えられます。

最後に今年の冬は少雪、温暖の予報だそうですが・・寒さは例年並みと考え、冬のウエアーの点検を怠りなくしましょう・・。

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画像は北アルプス涸沢から見上げる朝日を浴びた穂高連峰



HYMLの掲示板に興味深い紹介がありましたので記事を載せます。
さ~て、皆さんはいかがお考えですか?



   [長野県、「入山税」検討へ…遭難や環境負荷増で]  読売新聞 10月27日(土)配信

 長野県が11月から、日本アルプスをはじめとする山岳の環境保全や遭難対策の費用負担を見直す検討を始める。

 「山ガール」や中高年の登山ブームに伴って遭難や環境への負荷が増え、公費負担に限界があるためだ。登山者から「入山税」を一律徴収することも視野に入れている。

 世界遺産の白神山地(青森、秋田両県)や屋久島(鹿児島県)などで、任意の「協力金」を集める例はあるが、総務省は、登山者から徴収する税の本格的な検討は「聞いたことがない」としている。

 2011年に長野県を訪れた登山者は63万8000人。10年から4万2000人増え、8年ぶりに60万人を超えた。同時に遭難も増え、今年は21日現在で238件(計261人)と、1954年の統計開始以来、すでに最多となっている。

 登山ブームに伴い、地元の費用負担は年々増している。県警ヘリは来年2月、救助態勢の強化で2機に増える。年約1億5000万円の燃料費や修繕費は倍増する見込みだ。県警山岳遭難救助隊の活動費は年3500万円前後かかっている。

 同県松本市は今年度、安全確保のために登山道維持費を前年度の10倍の500万円に拡充した。山小屋のトイレでは、し尿のヘリ輸送などに「年300万~400万円」(山小屋経営者)かかり、従来のチップ制から有料化に切り替えた山小屋もある。

 昨年9月の県の事業仕分けでは、一部の登山者に税金を投じることに批判も出ていた。このため県は11月、山岳経費の見直しを諮問機関の県地方税制研究会に諮り、入山税や協力金の導入などを含めた新たな財源確保を検討する考えだ。

福島原発事故から注目されてきた北海道の原発です。
ニセコの目国内岳、岩内岳などからはっきりと確認でき、登山者も必ず目を向けるようになりました。
この泊原発は道内電力の約30%をまかう道民生活の生命線とも言われてきました・・でも昨年の停止以来、電力不足の停電はありません。
この冬は事業者によると(原発再稼働が叶わなかったので)最大7%の電力不足も生じる・・とコメントしています。

ちなみに、我社の夏の節電効果はかなりの成果がありました。不在時はファックス・複写機複合機の電源を落としたり、店内照明を3割カット、使わないACジャックは抜いたりで・・夏季は月20%、最大金額1000円/月ありました。このぶんだと、PC回りの節電をこまめにやるなど加えると7%ダウンを達成できそうです。

節電は慣れると面倒ではなく、目標値、数値がはっきり出ますし、節約ですから、金額に表れますね。
僕の所ではすでに契約(30Aから10A)を下げ、こちらも2000円・月、節約になっています。
皆さん、チャレンジしていない方は是非チャレンジください・・・そして冬を乗り切りましょう・・
きっと30%がイカガナモノか解るはずです(^o^)

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松倉川の松倉橋上流、グルメシテイーとラグビー場付近で行われていました伐採整備が
ほぼ終わりに近づいてきました。

水面をみるとカルガモが悠々と泳いでいて川の底を覗くとシロサケの産卵死が観察されました。
上流に大型の♂が・・下流に小型の♀が沈んでいました・・おそらく♂が確認された上流に産卵床らしき窪地が数カ所ありましたからそこの何処かが自然の産卵地かと思います。

伐採されずに残された木々は主にケヤマハンノキとカワヤナギで半分半分です。そしてヨシ原も島のように大きく2箇所苅りこまずに残しています。これらは川の木々を生活圏としている野鳥やカルガモ、夏鳥がヨシ原を繁殖地として使うので残した箇所です。これから上流部でも右岸を主に残りの除伐が行われますので、完了しましたら調査を徐々にしたいと考えています。

お近くをお通りの際は覗いてみてください。


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昨日は予報は雨雷マークでしたが・・まんまと晴れ!!
里山歩きで恵山を登ってきました。10.21の山ガール講座in海向山から3日たって寒気もあってか紅葉が進みました。
恵山の紅葉は道内屈指のサラサドウダンツツジ、キウルシ、エゾヤマツツジ、イソツツジの連続した立体感ある色具合が見所です。

とくに、海向山の南斜面の山肌は「なとわ恵山」から見上げてもサラサドダンツツジの紅色一色の太い帯紅葉がはっきり見えました。
恵山支所によると紅葉は10日遅れだそうで例年は10/25がピークですが温暖化で晦日へずれ込み模様がここ数年・・。
ですから、天気予報では中盤、後半は雨模様ですけれど・・明日から11/10あたりまでが紅葉狩り期間かもしれません・・。
なお、訪れる際はダウンなど持参し寒さ対策は万全に、そしてヒグマには十分注意ください。

恵山の紅葉見物は、賽の河原からでも十分楽しめますが、天気が良ければ椴法華方面の岬展望へ足を伸ばしたり恵山に登ったり
して眼下に道内では特産のサラサドウダンツツジの錦秋紅葉や有名な椴法華沖の大謀網漁を見ることができます。
この日も恵山の奇岩をふくめそれらを楽しめましたね・・・(^○^)

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今日は渡島総合振興局(旧渡島支庁)東部森林室が主催する道有林の間伐作業、主伐作業を見学し意見を聞く「地域住民と創る道有林」検討会
に松倉川を考える会として参加してきました。函館市東部の施業林のうち4箇所を見分して一日がかりで主にトドマツの植林地、伐採地を見てきました。

道有林は来年度から10カ年計画を組み「(水資源、山地の保全など)公益的機能を増進する森林管理の推進」「(木材生産林の再生、自然観光
を推進など)地域特性を生かした資源活用」「道民、地域と連携した森造り推進」ー要点抜粋ーなどを推し進めていくとのことでした。
その中でも、これまで販売目的だったトドマツ、スギなどの経済林へは落葉広葉樹や多様な林床植物が入りやすい明るい環境をつくって針葉樹と広葉樹が作る混交林へ誘導する施業や生物多様性を基本とした森林区分も明確に推し進めるとのことでした。

しかしながら、課題は多く、検討会でも議論になりましたが、人工林では外国産との競争に歯が立たず・・木材単価の低迷は林業再生策の一番の隘路である・・と。それにより若者の林業従事者の従業率はジリ貧なので、いずれ我が国の林業は消滅するだろう・・という悲観論もでてきました。それと、人工林では樹木の腐朽病が樹齢が60年ぐらいになると発病しやすくなるため,その前に伐採する必要性があるが伐採面積など課題は多いとのこと。


意外だったのは、樹径50cm以上・・幹の太い樹木よりも30cm位のが加工がしやすく売れ筋だそう・・製材機械も太径木用から小径木へ変わっていっているそう・・これは汎用性の効率を重視し家屋、家具でも使えるような加工しやすい原単位にしているのかな、と感じました。

最後に意見として「バイオ利用など間伐材のリユースが函館地区では皆無だそうだが、HPや産業クラスター交流などで宣伝したらどうか」「間伐、主伐作業時にでる枝の処理を沢に捨てるなど河川負荷をかけないように徹底してほしい」と2点話しておきました。



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