はこだて自然倶楽部~続・風を追って〜

函館から発信!登山、自然、観光情報、市民活動のBLOGです。It's sent from Hakodate!

2008年10月

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昨日、近くの市立駒場小学校の教頭先生から環境教育の依頼がありました。
森林環境教育といえば一般参加者や学校生徒を山等へお連れして森の中で学習をするのが一般的ですが、学校教育のなかの新しい取り組みとして、先ず画像等を用いて考える手法が試行中だそうで、そのお手伝いをすることになりました。
駒場小学校の校庭には「こまどり公園」という太い樹木も並んだ適地もあって、上手くそれらを活用して実施できれば良いかな・・、と思考中です。指導要項では森林環境教育は5年生の社会科で学ぶそうです。教科書では抽象的な文言があるだけだそうですから実体験の中で基礎知識と環境保全を学ぶことが大切なんですね。
この手法のポイントは実体験前にあえてビジュアルを使うことです・・・。


さっそく、第一回の打ち合わせで校長先生から「事実を学び、何を実行するかも学ばせたい」とプレッシャーをかけられました・・・次回は内容の概要とねらい(意図)、その段取り等について話し合いをする予定です。

僕は教育者ではありませんのでよく分かりませんが、
視認:確認(思考・想像)ー現場視認:確認(思考・想像・あそび)ー視認:ふりかえりと確認(思考・想像・決心)という流れが頭に浮かんでいたところですが・・・なんとも難しそうです。

サムネイルの画像の紹介です。
・校庭内の紅葉。
・こまどり公園の樹木達。
・ツタの絡まるポプラの木。

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積丹岳へ向かうR229は秘境、積丹半島を半周するように造られていて拡幅の工事があちらこちらで
行われていました。積丹地区から小樽、岩内にいたる生活道路としても活用されているようですが、途中に立派なトイレ付き駐車場があり観光道路の要素が強い道路です。
しかし、平日は交差する車も少なくやはり閑散としていました。でも海岸線を走るので奇岩や岩の造形も多くて興味を引く道路です。一度走って見て下さい。

さて、下山後に町営の日帰り温泉「岬の湯、しゃこたん」入館入湯料金@600円へ向かい温泉(NaCl)に浸かってきました。施設は国の補助金で建てられたもので豪華絢爛施設です。お湯は源泉52.6度ですが循環式でもったいない感じです。

なぜなら、夕日を堪能できる広く開放された岩風呂もあって、かけ流しなら露天も雰囲気があります。レストランからもサンセットが美しく堪能できそうな心地よい施設です。
温泉はおそらく、湯元が遠いという原因もあるでしょうが、入館者を多く見込み湯船の数と量を多く見込んだために追い炊きを余儀なくされたのでしょうか。そのコスト高などは現在も響いて当初500円でスタートが600円、そして近々@700円以上になるということを地元の方にお聞きしました。仲間からタケ~ナ!という声も出ました。また、ガソリン高や不景気で入館者が激減しているのも理由でしょう。
以前にも紹介しましたが、山の麓にある日帰り温泉は地元の特色を生かして頑張って頂きたいと思います。

ここは夕張市にある、これも豪華なユーパロの湯をひとまわり小さくした感じでレストラン、売店もありますが、地元を臭わすメニューが「トマトジュース」一点と積丹はトマトがウリなのか?と意外性もありました。
これも選択肢の乏しさがみられて残念だなと感じました。積丹なら地元産の海の幸、山の幸などの商品が欲しいですね。
ただ、接遇はマア、マア、僕の意地悪な質問にも答えてくれましたし、道内の公的温泉にしては好感が持て気持ちよく過ごせましたので合格点かな♪

サムネイルの画像の紹介です。
・積丹岳のダケカンバ。
・ノネズミの巣のすす払い?の跡。
・ピリカ台
・青い空も出て目まぐるしく天候が変わった。
・岬の湯からガスに覆われた積丹岳と東尾根(登山道)。
・岬の湯、しゃこたん。
・広い駐車場の側に見事なカシワ林が残っている。
・登路途中に保護してある畏怖を感じるミズナラ巨樹。
・その樹幹。

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積丹の高峰、積丹岳登山口へ函館からR5から寿都を経由、R229で240km。4時間30分かかります。
婦美町にある登山口というバス停の先を右に入ると林道伝いに休憩小屋へ道が続いており小屋には
トイレもありました。ここは5年ぶりに来ましたが、スキーに適した長いコースですが登路は広く、
ダケカンバやハイマツなどの登路を跨ぐ木々を苦にしなければ登りやすいコースです。

登路の途中にはミズナラやダケカンバの巨樹や奇樹もときおり林立し天気が良ければ、樹間から頂上
稜線を確認しながら登ることが出来ます。途中にあったピリカ台の標識は朽ち果てる寸前でした。
なお、この積丹岳は過去残雪季に道迷いで不明者も出ましたので冬季、春季の登山には気をつけましょう。
なお、小屋にあった水場が枯れていましたので途中で汲んできたのは正解でした。

サムネイルの画像の紹介です。
・休憩小屋(宿泊可能)と広い駐車場
・三合目あたりから積雪もなく晴れ間も出てきたが・・・。
・五合目あたりから登路に積雪も現れてきた。
・六合目。
・7合目近くになると遠くに頂上稜線が見え始める。
・登山は重ね着が基本、暑ければ早めに汗の調節をする。
・稜線直下、積雪25cm。最後のツボ足での登り・・雪で歩きやすい♪
・この雪を被ったハイマツが少々手強い。
・横殴りの小雪と疾風・・頂上稜線。
・雲をいただいた、半島の最高峰、余別岳1297.8mを背に・・・頂上だよ♪

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今日の函館は曇の天気で冬の気配も一休みです。

さて、過日、北海道新聞に近郊の戸切地川、鳥崎川に過去に釣り目的で放流された外来種、ブラウントラウト
の道の駆除方針について北海道、漁業団体、地元釣り団体であるNPOとの協議の議論が平行線である記事が載っていました。

この、問題は長期化しており、サケの被害を主張する行政、漁業関係者とブラウンの市民権や釣魚振興を主張
するNPOとに互いに歩み寄りがみられない状況でした。

そもそも、釣り団体は、古来から河川釣りの対象であるサケ科のヤマメが居なくなったこともあり、釣魚の魅力を得るためにスポーツフィッシングの対象魚、ブラウントラウト(ニジマス属)がゲリラ放流され、すでに生息している現実からブラウンとの共存を訴えてきているわけです。

一般的に外来種のニジマスやブラウントラウトは河川では他の種を排除して優占する性質があります。
それは、河川の高温域から低温域、つまり河口から源流まで生息出来る順応性が強く餌も陸生、水生
昆虫や魚類の小魚まで食べる河川環境に合わせた適応性が高い魚類といえます。これは外来植物の適応性にも似ていますね。

したがって、河川に棲む在来種のヤマメ、イワナ、アメマス、アユなどの生活圏の河川セグメント(河川の構造)を元にした棲み分け、餌の食べ分け等で共存していた種は、この影響で攪乱され生息域を狭める危険も出てきます。
僕もこれまでの経験から何本かの河川でこのような攪乱を見聞きしてきました。

ところで、このNPOの主張ですが、ブラウン被害の検証を求めているのと同時に、彼らが欲するスポーツフィッシングの対象にもなる、ヤマメなど在来種の再生も主張しています。これはこの課題を解決する大切なキーポイントだと考えます。つまり、在来種が将来、再生して河川環境がいわば昔のようになればブラウントラウトの駆除も重要な解決の手段、と考えているのではないでしょうか・・・。記事の主張にも「在来種の生息環境の改善」と書かれています。

最近は、河川再生については北海道も流域一貫で森林、河畔林、川道、ダムなど河川構築物の生態再生の対応や再整備などへ向けて河川管理者の建設部、森林管理者の水産林務部(例:松倉川、蒜沢川、厚沢部、畑内川等)などが、市民と一緒に取り組んでいるところと認識していました。

河川生態系が再生するには長い年月がかかりますが、官、民協働の地道な努力で一定の再生は可能です。
ここで書かれています、根本的な解決はそこに行き着くはずですが・・・、最後の北海道水産林務部の担当者の
コメント「自然生態系の話まで広げると収拾がつかなくなる」とは、あくまでブラウン駆除ありきで現在の河川流域保護における包括的な歩みを逆進させる勘違いのコメントではないかと残念でなりません。

一言で言えば「情報と勉強不足そのもの」です。よく道庁内、渡島檜山管内の取り組みを調べて、河川管理者と歩調をあわせるなど、検討会を再構築すべきでしょう。まさに棚上げです。

なお、 河川生態系の重要性と流域一貫保全の方向性は6年前に官民参加して開催された渓流シンポですでに確立されています。

第四回渓流保護シンポジウム(2002 七飯町)
http://www5.plala.or.jp/Y_YUKI/SABO/Symposium4.htm

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今日、朝から函館は小雨が降っておりましたので第二回目の白滝ハイクの
開催が危ぶまれておりました・・・が集合時間の8時あたりから東の空が明るくなり
お日様が覗きはじめました。参加者は13名で応援スタッフはオンパク事務局の河内事務局長、
佐藤さん、そして河畔亭の金沢さんも同行してお手伝い頂きました。足下のサポートなど、
たいへんお疲れ様でした。

今回は松倉川渓谷の紅葉の色具合が心配されましたが、第一回の21日同様に綺麗な紅葉を楽しむことが
叶い、参加者の方々は大満足で無事終了致しました。その後の時ならぬ暖かさが効いたみたいです。
参加を心より感謝申し上げます。

下山後、中には風呂と料理に感激して、勢いよく生麦酒をおかわりする凄い方もいらっしゃいました。
河畔亭さんの売上に寄与いただき、ありがとう御座いました(笑)

来年もオンパク並びに松倉川ハイクをなにとぞ宜しくお願い申し上げますm(_ _)m

サムネイルの画像の紹介です。
・白滝へ無事到着。アレッ何かいますよ・・・。
・こんにちわ。私はエゾアカガエル(黄葉で変態?アルピノ?)で~す。
・暖かだね~。すこしマッタリとしましょう♪
・岩肌に着いた落葉もナカナカの文様です♪

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道内を寒冷前線が通った昨日、積丹半島にある積丹岳(しゃこたんだけ)1255.3mへ登りました。
天気は登山口ではミゾレで五合目から雪に変わり登山道の積雪は8合目から
20cmのフワフワした大粒の粉雪でした。
頂上は雪交じりの疾風が吹いており・・・冬将軍とご対面してきました・・・。
(画像は左から、九合目から奥に積丹岳の肩部。切れ落ちた頂上稜線。頂上標柱です)

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